トップページ » 葉山町商工会青年部広報誌「水平線」» Vol.58
去る平成20年11月29日(土曜日)、葉山町文化福祉会館において40周年記念事業として「グレイッシュとモモ」という演劇を上演した。
通常の周年事業である式典などを執り行わず、事業のみの開催となった今回の試みは
準備期間を含め2年間の時間を要した。従来の形にのっとらない事への不安や懸念など、我々現役部員の相談に対しては、商工会長をはじめとするOBの皆様や事務局の方々が親会の文字通り親身になってご指導ご協力に取り組んでいただいた。
収入の基盤となる協賛金についてはOBの方々を中心に町内の様々な事業所にご協力をいただき予想を超えた額を集めることができた。
事業内容は、我々が通年事業として平成17年度より活動している「防犯活動」に端を発し、犯罪を防ぐのではなく、犯罪を未然に防ぐ、また犯罪の起こらない社会を表現するにはどうしたらよいのかという問題を全部員で模索した結果、「優しい時間」「相手を思いやる気持ち」など、「ゆとりのある心」というテーマに行きついた。このテーマにまさに沿った内容を「「グレイッシュとモモ」という演目として上演していた演劇集団「激弾BKYU」に相談を持ちかけ、今回の上演と相成った。劇団に所属するメンバーの一人、有友正隆氏が葉山出身であったこともあり、我々の問いかけに快諾をいただいた。青年部の具体的な活動としては、企画、運営、協賛金の収集、広報、チケット販売、当日の舞台装置の設営撤収などであった。
当日は天候にも恵まれ会館満席を実現することが出来た。お客様は大半が葉山のご家族であり、幼児からお年寄りまで幅広い層にご鑑賞いただけた。
ご鑑賞いただいた皆様からは、「親子で観れた内容として大変興味深い」「幼児にも感動を与えた」など様々なご意見をいただき、どの意見も肯定的であったことに安堵した。
舞台の一場面では青年部員が普段の仕事着で舞台に上がる一幕もあり、広く町内外の皆様に青年部の顔と活動をアピールすることもできた。新入部員からベテラン部員まで心ひとつになれたことも今回のような機会があってこそ。
10年に一度の周年事業であるが、そのスパンでしか実現できないことへのチャレンジを味わうことができ、また、その機会を与えてくださった多くのご協力いただいた皆様に感謝の気持ちでいっぱいであり、この場をお借りして御礼申し上げます。10年後の50周年も、それに続く60周年も、その時に在籍する青年部のメンバーがまた新たな試みにチャレンジしていくことを頼もしく見守り、また、その成功のために青年部の時間が「ゆっくり」と流れることを祈念して、事業報告とさせていただきます。
当日は沼間小学校で寒い夜の体育館で、バスケットボールで熱く汗を流しました。三団体混合で三チームを作り二試合ずつゲームを行いどの試合も接戦で大いに盛り上がりました。
その後、風来まつながさんで逗子葉山のこれからを話し合い親睦を深める事が出来ました。
最後に各チームからMVPを一人ずつ選出し結果は、
☆椿 和憲君(逗子葉山青年会議所)
☆吉田 健一郎君(逗子市商工会青年部)
☆三留 直也君(葉山町商工会青年部)
三団体から一人ずつ選ばれ気持ちのいい締めとなりました。
年に一回の合同例会ではなく、違った形で交流事業の回数を増やせて行ければいいと思います。また、お互いの事業等に参加し合えればより深い絆を深められると確信しました。
全国の商工会青年部の代表が一同に会し商工会青年部全国大会において、相互に研鑽することにより、地域のリーダーとして意識の高揚をはじめ、若手経営者、後継者としての資質の向上を図り、ひいては地域活性化に資することを目的とする。
今回、当会から8名が参加し、現在の商工会をおかれている現状、地域の抱える問題について様々な意見交流がありました。平成19年に完成した、葉山町が管理する葉山港管理事務所の多目的室を利用し、NPO法人葉山町づくり協会の角田元氏を講師としてお招きして、葉山町の海岸から採取した貝殻等を使った動物などの工作物を作りました。カメ・ペンギン・カエル・イヌなど様々な物を自然の中にある物から創るという事を、部員の家族の皆さんも目を輝かせて楽しんでいました。
また、部員の伊芸君が操船するヨットに乗り、葉山の町を海から眺めてみて、海の楽しさ、すばらしさを体験すると共に、葉山町の観光地としての可能性を考え、話し合いました。